原因
赤ちゃんはお腹の中でへその緒を通じて栄養を受け取り、出生後にへその緒は自然に取れて臍輪が閉じていきます。しかし、生まれてすぐの時期は赤ちゃんのお腹の筋肉が未発達なために臍輪が完全に閉じず、腸の一部が外に出てしまうことが原因です。成長とともに腹筋が発達して治ることが多いのですが、1歳を過ぎて改善しない場合には手術が必要になる可能性もあります。
臍ヘルニア(でべそ)とは
臍ヘルニアとは、腹部の内側の腸などがへその周りの穴(臍輪)を通り出てしまう状態で、いわゆる「でべそ」です。新生児では比較的よく見られます。成長とともに自然に治ることが多いですが、放置するとへその周囲の皮膚が伸びて形が変わってしまうことがあります。
赤ちゃんはお腹の中でへその緒を通じて栄養を受け取り、出生後にへその緒は自然に取れて臍輪が閉じていきます。しかし、生まれてすぐの時期は赤ちゃんのお腹の筋肉が未発達なために臍輪が完全に閉じず、腸の一部が外に出てしまうことが原因です。成長とともに腹筋が発達して治ることが多いのですが、1歳を過ぎて改善しない場合には手術が必要になる可能性もあります。
基本は「圧迫療法」です。綿球などを当てて腸を内側に押し込み、上からテープで固定します。自然治癒することもありますが、生後6カ月を過ぎると圧迫療法の効果が低くなることがあるため、可能であれば生後できるだけ早い時期の治療開始が推奨されます。
圧迫療法は継続的に行うことが大切です。初回は医院で正しいやり方を確認していただき、以降は定期的に通院しながら、ご家庭でも実施していただきます。
自宅では綿球などを使って飛び出ている腸を押し込み、上からテープで固定します。肌への刺激が少ないテープを選んで使用しますが、長期間貼りっぱなしにすると炎症の原因になることがあるため、定期的な交換が必要です。テープの交換時には、皮膚の赤みやかぶれ、かゆみなど異常がないか確認し、異常があればすみやかにご相談ください。

