症状
発熱があり、耳の下からあごの下が腫れます。押したときに痛みが出たり、唾や食べ物を飲み込む時に痛みを伴います。食欲不振や頭痛などかぜに似た症状が現れることがあります。また、ごくまれに無菌性髄膜炎・膵炎・感音性難聴などの合併症を引き起こします。
おたふくかぜは、「流行性耳下腺炎」とも呼ばれます。ムンプスウイルスが原因で、幼児期から小学校の低学年くらいまでのお子様によく感染が見られます。
発熱があり、耳の下からあごの下が腫れます。押したときに痛みが出たり、唾や食べ物を飲み込む時に痛みを伴います。食欲不振や頭痛などかぜに似た症状が現れることがあります。また、ごくまれに無菌性髄膜炎・膵炎・感音性難聴などの合併症を引き起こします。
12〜25日(通常16〜18日)
ムンプスウウイルスを持つ人との接触や、くしゃみや咳などの飛沫感染により感染します。
年間を通して感染が見られますが、特に春から夏にかけては、保育園や幼稚園で集団感染することもあります。
おたふくかぜの流行や両側の耳下腺腫脹といった臨床症状から診断します。血液検査で抗体価を調べることにより、診断を確認できますが、結果がわかるまでには数日を要します。インフルエンザなどのように、すぐに結果がわかる迅速検査キットはありません。
現在、おたふくかぜの特効薬はありませんが、多くは1~2週間で自然に治ります。痛みや発熱には、解熱鎮痛剤を使用して症状を和らげます。また、痛みのため、食べ物や飲み物の飲み込みが困難になるので、脱水症状にも注意が必要です。スープやおかゆなど飲み込みやすい食べ物を摂り、こまめに水分補給をすることが大切です。予防接種が有効です。
耳下腺・顎下腺または舌下腺の腫脹が発現した後5日を経過し、かつ全身状態が良好となっていることです。
国立感染症研究所のホームページ:流行性耳下腺炎にも詳しい情報が記載されています。