症状
基本的な症状としては、発熱(微熱〜中等度)、鼻水などの症状が数日続き、咳や喘鳴(ゼーゼー、ヒューヒュー音)が聞かれるようになります。軽症の場合これ以上進行しませんが、細気管支炎、肺炎へと進行し、咳がひどくなる、喘鳴を伴った呼吸困難などの症状が出現した場合は、入院加療が必要になることもあり、注意深く経過観察する必要があります。
RS(respiratory syncytial:呼吸器合胞体)ウイルスが原因で起こる呼吸器の感染症のことをいいます。RSウイルスは、乳幼児の細気管支炎や肺炎の代表的な病原体で、何度も感染を繰り返すのが特徴です。一般に小さな赤ちゃんほど重症になりやすく、注意が必要です。最近は1年中見られますが、9月頃から増加し、4月頃まで多く見られます。
基本的な症状としては、発熱(微熱〜中等度)、鼻水などの症状が数日続き、咳や喘鳴(ゼーゼー、ヒューヒュー音)が聞かれるようになります。軽症の場合これ以上進行しませんが、細気管支炎、肺炎へと進行し、咳がひどくなる、喘鳴を伴った呼吸困難などの症状が出現した場合は、入院加療が必要になることもあり、注意深く経過観察する必要があります。
2~8日、通常4~6日といわれています。
飛沫感染と接触感染により感染します。飛沫感染では、くしゃみや咳によって、ウイルスを含んだ飛沫が飛び散り、それが眼に入ったり、吸い込んだりして感染します。
接触感染では、ウイルスが付着したドアノブ、机、イス、おもちゃ、コップなどに触れた手や指で、口や鼻、眼をさわることによって感染します。
感染力が強いため、感染拡大予防のためにマスクで飛沫感染を防いだり、手洗いをしっかりして接触感染を防ぐことが大切です。
綿棒で鼻腔から検体を採取し、迅速検査キットにより行います。約15分で結果をお知らせできます。ただし、インフルエンザの診断キットと同様で、症状が軽くウイルス量が少なければ、陽性に出ない場合もあります。また、症状の程度を評価するため、酸素飽和度の測定や胸部レントゲン検査を行うこともあります。
抗RSウイルスモノクローナル抗体を使用します。